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2025.8.1下肢静脈瘤 ―立ち仕事の人に多い疾患―

下肢静脈瘤

―立ち仕事の人に多い疾患―

原因と症状

足の静脈には、血液を心臓に戻す役割があります。静脈の中にはハの字型の弁があり、立っているときに血液が足の下のほうに逆流するのを防いでいます。下肢静脈瘤は、この弁がきちんと作用しなくなり静脈に血液がたまってこぶのように膨れてしまう病気です。

弁が機能しなくなる原因には、長時間の立ち仕事や妊娠・出産、遺伝などがあります。

主な症状は長時間立っていた後や昼から夕方の午後にかけて起こるふくらはぎのだるさや痛み、足のむくみなどです。就寝中にこむら返り(足のつり)を起こすこともあります。また、足に湿疹や色素沈着などの皮膚炎を起こすことがあり、重症になると潰瘍ができ出血することがあります。

 

治療法とその必要性

下肢静脈瘤は良性疾患なので、だるさや痛みなどの症状や皮膚炎がなく見た目が気にならなければ治療の必要はありません。ただし40歳未満で立ち仕事の方は、今症状がなくても、やがて進行して治療が必要になる可能性が高くなります。

治療法には、「弾性ストッキングを使う圧迫療法」「注射で静脈を固める硬化療法」「手術」の3つがあります。手術で現在主流なのは足への負担が少ない血管内治療です。いずれも日帰り治療が可能で、保険適用となっています。

似た様な症状があり、気になる方はかかりつけ医を受診して専門の医療機関を受診するべきか一度相談してみましょう。

 

セルフケアと予防

足のむくみやだるさが気になるといった軽度の下肢静脈瘤の場合は、セルフケアで対処できます。長時間同じ姿勢で立ったままや座ったままでいることを避け、1時間に1回は歩くなどして足を動かしてください。散歩やジョギングでふくらはぎの筋肉を鍛え、適度な運動で血流を改善して、悪化を防ぎましょう。つま先立ち、手足ブルブル体操、足首回し

つま先立ち:机や手すりなどをつかみ、ゆっくりと両足のかかとを上げ下げする。10回くり返す。

手足ブルブル体操:仰向けになって両手足を天井に向けて上げ、力を抜いた状態で手足を30~60秒間ブルブルと小刻みにゆさぶる。3回くり返す。

足首回し:椅子に浅く腰を掛けて、かかとを床につけたまま、つま先で円を描くように足首からゆっくりと回す。外回り5回、内回り5回を1セットとして3セットくり返す。

普段からコツコツと繰り返し行うことが大切です。

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